
『まさに「リユニオン」』
ちょっと高価なパンフレットと表現するのが、1番当て嵌まる本ですね。アドベントチルドレン自体が映像作品なので、その作品をもっと深く掘り下げたのが本書です。
随所にディレクターの野村氏、シナリオの野島氏、COディレクター野末氏のコメントが入り、詳細なキャラクター設定やCG技術を奥深く知ることができます。登場キャラクターの紹介は、ACファンは眼を通して損は無いでしょう。FF7から2年が経った設定なので、成長や立場の変化も多いですから。キャラ一つを取っても相当なこだわりが伺えます。シナリオもクリエーターのコメントによる補完により、ACの愉しみ方を更に広げている内容です。
もちろん技術的な見方も忘れていません。映像のクオリティでは、他の追随を許さないスクウェアエニックスが制作した美麗なムービー。髪の毛一本にもこだわりが伺えますね。制作初期から完成までの試行錯誤では思わぬ発見もあります。例えば最初はタイトルが「AC」ではなかったとか。
さて何故この時期にこの作品のレビューを書いたかといいますと、「CC」発売後というのが理由です。CCをプレイした後にACを観ると、また違った見方が出来るんですよね。コンピレーション作品だけあってしっかりと繋がりがあります。CCをプレイし、本書を読んだ後にACを観る。回りくどいかもしれませんが、コンピレーション作品群を愉しむにはお勧めの一冊です。
個人的にはクリエーターのコメントではなく、インタビュー形式の方が好みなので、若干ですが評価を下げることにしました。あとやっぱりちょっと値段が高めかなぁ…。